こんばんは。
イラスト屋のアキです(@aki_20190126)。
16世紀の覇者・スペイン帝国の、当時の植民地で打線を組んでみました。
歴史を気軽に学べる様にまとめてみたので、世界史に興味がある方はぜひ一読してみて下さい。
▼目次
① 新大陸の発見により大量の銀を獲得
16世紀以降、地球上で最も力を持った覇権国が西欧の5か国でした。
15世紀以前の「遅れた地域」という西欧の立ち位置に変化をもたらしたのが、スペインとポルトガル。
アフリカ周りの航路開拓を行ったポルトガルに対し、スペインをアメリカ大陸を発見しました。
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新大陸からもたらされたのが大量の銀。
ポリビアのポトシ銀山を始め、アメリカ大陸で獲得した銀により、スペインは世界的な影響力を強めます。
その様なスペイン帝国の、16世紀当時の植民地で打線を組んでみました。
② スペイン帝国・スターティングオーダー
① 一番 (中) サントドミンゴ (ドミニカ共和国)
新大陸において最初に手をつけられたのが、カリブの島々における砂糖産業。
トップバッターには、大航海時代におけるスペイン帝国最初の殖民地であるサント・ドミンゴをチョイス。
② 二番 (三) キューバ
つなぎ役となる2番バッターには、カリブ海最大の島・キューバをセレクト。
アメリカ大陸をインドだと勘違いしたコロンブスは、当時のスペイン王にこの地を日本として報告しました。
③ 三番 (二) ヌエバ・エスパーニャ (メキシコ他)
カリブの島々に次いで植民地となったのが、北米大陸。
アステカ帝国等の征服を機に設立をされ、本国に大量の銀をもたらしたヌエバ・エスパーニャを、クリーンナップの一角にラインナップ。
④ 四番 (一) ペルー副王領 (ペルー他)
北米に続き配下としたのが、ポトシ銀山の広がる南米。
累計45,000tとも言われる銀を産出した、スペイン帝国を最強国家へと引き上げた絶対的なスラッガーとして、ペルー副王領を4番に並べました。
⑤ 五番 (右) ヌエバ・グラナダ (コロンビア他)
5番には、コロンビアやベネズエラ等に設立されたヌエバ・グラナダ。
ペルーで発掘された銀の、本国への積み出し港となったカルタヘナは、南米大陸における最も重要な投錨地として繁栄。
⑥ 六番 (左) リア・デ・ラプタ (アルゼンチン他)
6番はリア・デ・ラプタ。
一部エリアにおいて、牛を始めとする家畜の大繁殖が見られ、銀をキーワードに連なる今回の打線において、意外性のある一発で攻撃に厚みをもたらす存在。
⑦ 七番 (遊) マニラ (フィリピン)
上位打線に並んだ新大陸の国々に対し、アジア方面の窓口を担っていたのがフィリピン・マニラ。
ガレオン貿易における中継地点であり、カットマンとして守備の要を担うショートとしてラインナップ。
⑧ 八番 (捕) ネーデルラント (オランダ他)
新大陸の銀や、香辛料等のアジア産品が最終的に向かったのがネーデルラント。
スペイン帝国全盛期において、国際金融都市・アントウェルペンを擁していた司令塔的存在。
⑨ 九番 (投) スペイン
このような国々を従え、"太陽の沈まぬ帝国"の頂点に君臨していたのが本国・スペイン。
大西洋を横断した不屈の精神を基に、勝負の鍵を握る先発ピッチャーとしてチームを牽引。
③ 長距離砲がズラリと並ぶ重量打線
一番 (中) サントドミンゴ
二番 (三) キューバ
三番 (二) ヌエバ・エスパーニャ
四番 (一) ペルー副王領
五番 (右) ヌエバ・グラナダ
六番 (左) リア・デ・ラプタ
七番 (遊) マニラ (フィリピン)
八番 (捕) ネーデルラント
九番 (投) スペイン
本国より一番近いカリブの島々から北米及び南米を開拓し、カルタヘナやマニラを通し、調達した品々がアントウェルペンに集積。
そのような新大陸を巡るスペイン、及び獲得した銀の軌跡を、上手く打順に盛り込めたと思います。
絶対的な銀の産出地域が3・4番を務める打線の破壊力は抜群。
北イタリアやハンガリー等の有力な領有域ですらベンチスタートとなる、ラインナップされた超重量打線となりました。
いかがでしょうか?
本日は16世紀の覇者・スペイン帝国の植民地で打線を組みました。
世界史を学んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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