オフィス・アキ

定時退社をモットーとする営業マンが、組織に縛られずに自由に働く為のちょっとしたコツをお届けします。

”ぼっち”な学生にオススメしたいエッセイ 「僕が踏まれた町と、僕に踏まれた町」

辛い時期こそ、心が揺さぶられる様な素晴らしい本に出会えるチャンス!

残業しないリーマン、アキです(@RrsNZnXNK2TUGhj)。

 

孤独な大学生活を支えてくれたのは、中島らもさんの一冊のエッセイでした。

今現在苦しんでいる方へ、おススメレビューを致します!

 

▼目次

 

中島らもとは

f:id:aki20180217:20180323070043j:plain:h300

引用:増補新版 中島らも (文藝別冊/KAWADE夢ムック) - Amazon.co.jp

 

80年代から2000年代初頭にかけ、小説家や広告プランナー、放送作家として活躍。

 1992年に小説「今夜全てのバーで」で第13回吉川英治文学新人賞、94年に「ガダラの豚」で第47回日本推理作家協会賞受賞。

 

「中島らもの 明るい悩み相談①〜③」等、著者多数。

小説家としては、ギャグ、ホラー、恋愛小説、落語等、幅広いジャンルを手がけています。

 

そんならもさんの自伝的エッセイが、「僕が踏まれた町と、僕に踏まれた町」。

超進学校で落ちこぼれていた青春時代のエピソードが、緩くて優しい語り口で書かれています。

 

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)

 

 

「僕が踏まれた町と、僕に踏まれた町」で心に残った言葉 5選

① 腐った膿のかたまり

そのころの僕は、自分が腐って膿のかたまりを自覚していた。

もちろん世界は自分よりもっと腐っていて、いっそもろともに爆発し、消滅してしまうことを望んでいた。

(崩れた壁(下))

10代〜20代前半に特有の自己嫌悪感を、強烈な言葉を使って表現。

ボク自身の悩みを共有してもらえた様で、とても嬉しかった。

 

② カッチカチにあがってしまった

もともとが人見知りのきつい性格なのだが、それが男子校にいったもので、女の人というと、母親と学校食堂のおばさんくらいしか知らない。

そこへ急に一五、六歳のまぶしい女の子が目の前にくるのだから、緊張しているとかそういう次元ではない。

全身ほぼ硬直状態になってカッチカチにあがってしまっているのである。

(石部金吉くんの恋 1)

同性とすら上手くコミュニケーションが出来なかったわけで、異性相手なら尚更。

理想と現実のギャップに苦しみました (笑)

 

③ ミニサイズの「政治」

僕は若いころから大変ずぼらな性格だったから、音楽はやりたいのだが、バンドを組んで練習するのが面倒臭い。

四人なら四人のメンバーの中に生まれるミニサイズの「政治」に巻き込まれて気苦労するのもまっぴらごめんだ。

(浪々の身 5)

3人以上人が集まった時の、アウェー感ってハンパないんですよね。

ただただ共感。

 

④ この先、どうなるんやろ

「俺はこんなところで、いったい何をしているんやろう。

二十歳にもなって選挙権もある人間がトンビにむかってテレパシー送って。

俺はなんでこんなとこにいてこんなことしてるんやろ」

ほんとうならこの後に、「この先、どうなるんやろう」という疑問がもう一つ付くはずなのだが、それはあまりにも怖くて、心の中でさえ禁句になっているのだった。

(モラトリアムの闇 1)

先程と同様、若者特有の感情をリアルに再現。

ギャグ要素も盛り込まれており、けっこう笑えます。

 

⑤「生きていて良かった」と思う夜がある

ただ、こうして生きてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。

一度でもそういうことがあれば、その思いだけあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。

(浪々の身 3)

ボクの人生を支えてくれた名言中の名言。

このフレーズだけでも、本を買う価値があると思う。

 

らもさんの名言が、暗い学生生活の拠り所になった

個人的に一番好きなのは、5つ目にご紹介した文章です。

ただ、こうして生きてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。
一度でもそういうことがあれば、その思いだけあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。

 

この言葉は、当時先の見えない学生生活を送っていたボクの心の拠り所となりました。

 

クラスに馴染めない。

サークルにも所属していない。

恋人もいない。

そして、夢もない。

 

「そんな僕でも、この先生きていれば、何か良いことがあるのかもしれない」

 

そう思うと、辛い現実と向き合う気力が湧いてきました。

 

 

皆さんはいかがでしたか。 

本日は中島らもさんの、「僕が踏まれた町と、僕に踏まれた町」をご紹介しました。

気になる方は、書店にてぜひ手に取ってみてください。